DON MANN
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アーティフィシャルの
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| ストリップベイトは果たして過去の遺物か!? 元気のいい大型のシイラや肥ったツナをランディングした時、いつも私はジュージューと焼けるシイラのフィレや厚いツナ肉のステーキの香ばしい匂いを思い浮かべてしまう。ましてや、それらの魚たちをベイトとして、それもストリップベイトとして使おうなどとは決して思わない。とはいえ、昔からそうだったというわけではない。 かつてはオフショアのゲームフィッシングにおいて、ストリップベイトはもっともポピュラーなベイトであった。カツオ、ツナ、シイラなどが釣れると、すぐに腹部の肉を銀色の切り身にしたもので、今のようにすぐにクーラーに入れてしまうことなど滅多になかったものだ。 流線型をした魚の形に慎重にトリミングされたストリップベイトにはフックが刺し貫かれ(ストリップベイトはフックの全長をスッポリ覆うくらいの長さだ)、次にフックアイの部分にワイヤーリーダーで留められる。ワイヤーリーダーとフックアイはヘイワイヤーツイスト(ノットの種類、当ウェブ内『フィッシングノット』参照)で接続するが、その時にワイヤーの端を切らずにそのまま残しておき、安全ピンのように開け閉じできるように曲げておく。ストリップベイトはこの安全ピンの部分で固定するわけである。 ストリップベイトのトローリングは、ホールリグド・ベイト(切らずに1尾そのままを使うリグ)のやり方と同じであり、ストライクした魚がビルフィッシュであっても必ずフリースプールのドロップバックを与える。ストリップベイトは、ホールベイトよりホッソリしているため、後者よりもヒラヒラとよく動いてスプラッシュをたてやすく、その誘惑的な動きには、いかなるゲームフィッシュといえども、ついガブリと食らいついてしまうのである。 |
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| 一方、Cotee社の新製品は、ダウンリガーやプラナー(潜行板の一種)を使ったディープトローリング用、あるいはサーフェスベイトとして特別にデザインされたものだ。サイズも全長8インチあり、セイルフィッシュやマーリンをはじめ、ワフー、ツナ、シイラなどに有効である。店頭では一箱単位で販売されていて、中には6枚のストリップが入っている。これらのストリップは単体でも、あるいはスカートやルアーと組み合わせても用いることができる。また、Cotee社では、すでにリグ済みのストリップも販売していて、100Lbテストのモノフィラメントリーダー30ftと、8/0のマスタッドフックが2本、そしてストリップの前端を固定する1/0のノーズフックが1本。他にはSanpoのスナップスイベルと交換用のストリップが入っている。 なお、このリグでビルフィッシュを狙う場合は、ザラザラしたビルによる傷みを防ぐために、リーダーをもっと太いモノフィラメントに交換しておくことをお薦めする。また、Cotee社のストリップには、スクイッド(イカ)、マレット(ボラ)、マッケレル(アジ)……等々、各種の「匂い」がついたものや、様々なカラーリングが施されたものも揃えられている。 |
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| ストリップベイト新時代の到来!? 圧縮加工品から作られたストリップベイトは、植物性の染料で簡単に染められるようにできており、もしそうしたければ、アングラーは天然染料を使って自分の好きな色に染めることさえできる。圧縮魚肉加工品であるこのようなストリップベイトは、ポリマー加工や布地によって強化され、トローリング時に強い水圧を受けてもそう簡単には身崩れを起こさないように作られている。これはディープトローリングの際には特に有利である。もちろん、自然に分解する有機化合物なので、魚や海にとっても害はない。 アーティフィシャル・ストリップベイトは天然のものとほとんど同じようにリグすることができる。その上、天然とは違い、カットしてストリップを作る必要がない。また、タックルボックスに容易に収められるほど小型であり、冷蔵庫に保存しておく必要もない。そして、ベイトフィッシュの確保が困難な場合や、あるいはそれらの身が柔らかすぎてアッという間に身崩れを起こしてしまう場合などにも、アーティフィシャル・ストリップベイトは非常に有効なのである。 |
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エキスパート・アングラーの中には、天然、人工どちらのストリップベイトにも、スティフリグのやり方を好む人も多い。スティフリグの作り方はバリフーリグと同じで、まずフックアイにワイヤーを通し、次にフックシャンクのところで1回ひねってから、またフックアイのほうへ戻す。戻したワイヤーの末端をメインワイヤーに巻いていきフックアイに固定する。それから、ストリップの前端部にワイヤーを突き刺すのである。
この時、ストリップ前端部の中心にワイヤーを刺すことが重要で、先ほどのセイフティーピンリグとは違って、このやり方ではストリップはしっかりとリーダーに固定される。ワイヤーで固定されたストリップは、その上さらに短く切ったリギング用の柔らかな銅線でしっかりと固定される。 |
| いずれの場合においても、ストリップの前端部がしっかりとフックアイに結ばれているということを確認しておくことが重要である。しっかりと結ばれてさえいれば、トローリング中に受ける水圧によってストリップが外れてしまうこともない。 また、モノフィラメントリーダーを使用する場合にも前述した原則が適用される。この場合は、ストリップの前端部に穴を開け、そこに通した銅線をフックアイにしっかり結わえ付ければよいのである。 ストリップのタイプやリギング方法は多様だが、いずれの場合も、ストリップは真っ直ぐにセットされ、自由にヒラヒラと動くようでなければならない。それは、サーフェスでスプラッシュを上げる時も、水面直下でも、あるいはダウンリガーやプラナーによって深場をトローリングする場合も同様である。 今や、我々はストリップベイトに対して新しい視点を持つべきである。それらは幾多のアドバンテージをもたらす。そして何よりも重要なのは、よく釣れるということである。 |
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筆者紹介/ドン・マン(Don Mann) アメリカのビッグゲーム・シーンを語る時には欠かせないライター&フォトグラファー。ただ傍観者として関わるのではなく、自らもロッドを握る。アメリカでは非常に名の知れたアングラーである。事実、すべての9ビルフィッシュを11カ月と1週間のうちにキャッチするという偉業を達成しており、IGFAに認定され、1989年のギネスブックにも名を残している。この記録は当ウェブで紹介したラス・ヘンズリーに破られるまで史上最短のものであった。また、37kg(80Lb)テストラインで810Lbのアトランティック・ブルーマーリンをキャッチしており、栄誉あるIGFA「10to1クラブ」入りを果たしている。共著に「Great Fishing Adventures」があり、「Marlin」「Fishing World」「Florida Sportsman」等に記事を連載している。 |