プラグのトレブルフックは、
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| 淡水のトラウトフィッシングから始まったバーブレス。 ソルトウォーターでの普及はというと……。 バーブレスフックは魚の口に与えるダメージが少なく、リリースもしやすい。だからこそキャッチ&リリースの推進者たちは、バーブレスの使用を執拗なまでに訴える。そもそもバーブレスフックという考え方は、キャッチ&リリースと共に、淡水のマス類を対象とするフライフィッシャーマンたちから出てきたものだ。野生マスと釣りが共存するためにはフライフィッシングでキャッチ&リリースするのが最適であり、キャッチ&リリースするにはバーブレスフックがより適している、という考え方である。 |
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| 現在、その思想は、その効果と共に広く認められて、野生マスの釣り場ではかなり普及しつつある。さらには野生マスの釣り以外にも波及してきて、海釣りでもどうかと考慮されるようになり、キャッチ&リリースのほうは海でもかなり認識されるようになった。 キャッチ&リリースの認識が進むと、当然の成り行きとしてバーブレスフックの問題が持ち上がる。ところがバーブレスフックの普及は、淡水でのフライフィッシングを少しはみ出した辺りで、どうも足踏みをしている。バーブレスフックの効果は確かに理解しやすいのだが、対象魚がより大型化する段階で、誰もが“ちょっと待てよ”と思案するらしいのである。 トレブルフックが2本以上付いたプラグでは、たとえバーブレスでも、まずバレない。 そしてハリ外しも驚くほど素早くできる。 フライフィッシングが大好きなボクとしては、バーブレスフックの使用を、まずマス釣りから始めてみた。実際に使用してみると、バラシは予想以上に少なくて逆に驚ろかされたが、やがて若干の問題点も出てきた。最初はミッジ、つまり極小フライの釣りだった。フックサイズにして18番以下になると、バーブレスフックのバラシが徐々に目立つようになったからである。やがて分かったことは、大型のよくジャンプする魚に対して、フックサイズが小さすぎると、どうもバラシが増えるらしい、ということである。 その後、フライのエキスパートたちのフライボックスを注意して観察してみると、16番以上のフックにはバーブレスが目立つけど、18番辺りから下の小さいフックは、ほとんどの人がバーブを残していた。対象魚に対して、フックサイズがあまりにも小さいと、バーブレスでなくともバラシは増える。フックサイズが極端に小さいと、例えバーブがあったとしても魚に対するダメージは小さい。そんなところから、ごく小さいフライに関してはバーブ付きのフックを使用するフライフィッシャーマンが多いのだろう。 海ではほとんどの場合、対象魚のサイズに対してフックサイズはかなり小さい。シングルフックの釣りに関しては、キャッチ&リリースを前提にしたとしても、それほど神経質になる必要はないのではないか。気になるのはトレバリーやシイラなどの、大型プラグによる釣りである。プラグには、ご承知のように巨大なトレブルフックが2本以上付いている。バーブも大きいので、ヒットした魚をネットなどで取り込もうものなら、フックを外すのは大騒動だ。うまくネットから取り出したとしても、トレブルフックが2本ともガッチリ掛かっていると、ちょっとやそっとでは外れない。無理やり、半ば強引に外そうとすると、魚の口の周りはボロボロで傷だらけになることがある。夏の相模湾などでは、口の周りが傷だらけで、中には口の裂けかけたシイラがよく泳いでいる。これなども、ルアーの巨大なトレブルフックによるダメージであることが多いのではないだろうか。 最近ボクは、この種のトップウォーターフィッシングでは、プラグのフックを全てバーブレスにするようにしている。トレブルフックが2本以上付いたプラグの場合には、ヒットした魚が飛ぼうが跳ねようが、バーブレスでも少々のことではまず外れない。しかも、取り込んだ後のハリ外し作業は、驚くほど楽で素速くできるから、魚たちへのダメージもかなり少ない。とにかく、大型プラグの釣りではバーブレスによるバラシはほとんど起きないので、この辺りからバーブレスフックと取り組んでみることをお勧めしたい。 |